「摂津国」は、現在の大阪府北部と兵庫県の一部にわたる広い地域で、江戸時代中期に月海上人によって開創されたのが「摂津国八十八ヶ所霊場」です。 明治維新の廃仏毀釈や、第二次大戦の戦火でその多くは焼失し戦後ながらく巡拝は途絶えていましたが、昭和55年に復興され、今日に引き継がれています。 都心の寺あり、住宅地に建つ寺あり、山奥の寺ありと、実にバラエティに富んでいる霊場です。